アンチエイジングAnti Aging
2009/04
女性ならばいつでも若く美しくいたいもの。アンチエイジングの商品はたくさんあるけれど、本当に効果があるの? という皆さんの戸惑いと好奇心に応える企画です。医学的な根拠を軸に、検証や解説をしていきます。
ブームが去っても、効果はホンモノ
アンチエイジングといえばコエンザイムQ10(以下CoQ10)、と数年前に現代の救世主のように宣伝されました。
美肌を保つ栄養素はいままでビタミンCやE、などが代表でしたが、ただのビタミンと思うとどうもモチベーションが上がらなかった人は「これぞ、探し求めていたもの」と思ったものです。
最近、一時期よりもブームが下火になったようで、以前ほど頻繁に広告を目にすることもなくなりました。しかし、これはCoQ10に問題があるわけではなく、私たち日本人がブームに弱いだけ。CoQ10の若返り効果は本物で、ちゃんと摂取していれば実感できるはずです。
医薬品としての効果が認められている
1974年に日本でCoQ10が医薬品(鬱血性心不全治療薬)として認められました。これは心臓の筋肉の働きを助ける効果があるため。もともと、心臓にとってCoQ10は大切で、その濃度は年齢とともに減っていきます。ほかにも肺や肝臓、腎臓など内臓のいたるところにCoQ10は存在しています。
体内のCoQ10が減少すると身体は老化していくことは研究により明らかにされています。反対に、これを補うことで老化や疲労に効果があると考えられています。
エネルギー生産を促し、免疫システムを強化
CoQ10が身体に与える影響はとても大きいのですが、さまざまな論文などで効果が証明されたものを簡単にまとめると以下のようになります。
- 身体の酸化を防ぐ
- 血圧を下げるのを助ける
- スタミナや持久力など体内のエネルギーのレベルを高くする
- 新陳代謝を上げて、脂肪の燃焼効率を高める
- 心臓病のリスクを低下させる
- 乳がんの転移リスクを下げる
- 筋ジストロフィーや神経ジストロフィーを改善
- 網膜の退化を改善
- 歯周病の治療を効果的に助ける
これだけのラインナップを見ると、加齢で生じる悩みに関わるものがほとんど。つまり、CoQ10がいかに体内の老化と深く関わっているかがわかります。
CoQ10の摂取量は、一般的に1日に60mg。スポーツ選手のパワーアップや抗酸化物質としての効果を求めるならば60mg~200mgが適当と思われます。しかし、1日に100mgを4年間摂取しても副作用はなかった、という報告もあることから、これからおおいに期待できるサプリメントとして注目です。
ちなみに、コレステロールを下げる効果のあるスタチンという成分を使った薬剤を服用している人は注意。CoQ10とコレステロールは、体内で同じ仕組みで合成されているため、この薬によって体内のCoQ10レベルも低下してしまいます。老化を早めないためにも、ぜひCoQ10を一緒に飲んでくださいね。
<次回更新:5月6日>
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