接種すれば安心?インフルエンザワクチンその1
2009/12
“接種したいけどできない”現状
新型インフルエンザの猛威はとどまるところを知りません。それに加えて季節性のインフルエンザも流行する時期になりました。新型のワクチンの生産を急ぐため、季節性のワクチンは従来の8割程度になっており、不足している現状です。そのうえ新型の影響で予防接種を希望する人が例年よりも増えています。季節型のワクチン接種の打ち切りを決めた市町村もあり、今後も混乱が続きそうです。
ワクチンは万能ではないことを理解して
ワクチンを打てば、インフルエンザにかからないと考えている人が多いようです。実際はワクチンは感染を100%防ぐものではありません。もし感染しても重症化しにくいことはわかっています。だから、ワクチンを打ったからといって手洗いなどの感染予防策をとらないと感染することがあります。
また、季節性インフルエンザのワクチンと新型インフルエンザのそれでは型が違いますので、どちらのワクチンも接種しないと効果はありません。また、2つのワクチンを同時に打っても問題はないといわれています。
予防接種で感染はありません
予防接種でよく聞かれるのは「ウイルスを身体に入れているわけだから、予防接種で感染することはないの?」という疑問です。
ワクチンには“生ワクチン”と“不活化ワクチン”の2種類があり、生ワクチンは生きた細菌やウイルスの毒性を弱めたものを接種するので、接種後に身体の中で細菌やウイルスが増殖します。そのため、発熱や発疹などが出る場合がありますし、免疫ができるまでに約1か月かかります。
よく使用されるワクチンはポリオやBCG、水疱瘡、MRワクチンなどです。
これに対し不活化ワクチンは免疫を作るのに必要な成分だけを取りだして、毒性をなくしたものです。体内で増殖しないため、数回接種することで免疫ができます。
インフルエンザや三種混合ワクチン、A型肝炎ワクチンなどがこれにあたります。
このため、インフルエンザワクチンを打ったからといってインフルエンザを発症することはありません。
もし、発熱や寒気などがあったとしても、副反応といわれる症状ですので、数日でおさまります。








