貼り薬に必須の成分「インドメタシン」とは

2009/04

非ステロイド性の消炎鎮痛剤

肩こりや腰痛、筋肉痛の際に患部に貼る湿布やパップ剤には有効成分として「インドメタシン」と表示されている商品が多くあります。なんだか効果のありそうな名前ですが、どういうものであるかご存じですか?

インドメタシンは、炎症を起こした患部に塗ったり貼ったりする外用鎮痛消炎薬に配合されている非ステロイド性の消炎鎮痛剤です。インドメタシン以外にも、フェルビナクやピロシキカム、ケトプロフェンといった成分も炎症や痛みを抑えます。

インドメタシンは、貼った部分の患部の皮膚から吸収され、痛みや炎症自体を悪化させる物質である“プロスタグランジン”の産生を抑えることによって、捻挫や打ち身、肩や腰の痛みなどをやわらげます。

神経受容体にくっついて痛みが起こる

では、なぜ痛みがやわらぐのか。
プロスタグランジンができる前には、弱い痛みのもとになるブラジキニンという物質ができるのですが、これが周りの神経などを刺激してプロスタグランジンをつくらせます。
プロスタグランジンもブラジキニンも単独では痛みを発生せず、知覚神経の受容体にくっついて痛みを生じさせます。
受容体にくっついたのがブラジキニンだけならば弱い痛みで、プロスタグランジンも結合すると強い痛みになります。

そこで、インドメタシンが登場! すると、プロスタグランジンの合成自体を邪魔するので、知覚神経の受容体にくっつくのがブラジキニンだけになり、痛みがやわらぐというわけです。

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